vimエディタって知っていますか?
プログラマならlinuxサーバーを動かすためにvimを使うこともあります。
テキストエディタとして歴史は20年以上あり、どちらかというとプロ向けのエディタです。
”vimって使いにくいのでは?SublimeTextとか秀丸の方が使いやすいと思うよ?”
という声もあると思いますが、その通りです。
最初は使いにくいのですが慣れると高速でコーディングできるのがvimです。
どれぐらいの期間でvimを使えるようになるかというと
毎日使っていれば3ヶ月で使えるようになります。
普通のエディタとマウスを使いたくなると思いますが、それはグッと我慢です。
コマンドを覚えたり自分流にカスタマイズを行うことで、どんどん作業効率が上がっていきます。
vimエディタとは?
vimエディタとは、メモ帳と同じようにテキストエディタと呼ばれる書くためのツールです。
vimが他のエディタと何が違うかというと、全てキーボードで操作できてしまいます。
つまり、マウスとキーボードを持ち替えたりする必要がない。
タイピングが少なく画面やファイルを飛び回るようなプログラマーが使うエディタです。
統合開発環境のエディタではないのですが、テキストエディタというシンプルさをキープしながらできることは非常に多い。
一度使って慣れるとやみつきになります。
このブログも長文で書く時にはvimエディタで書いています。
もちろん、wordpressのエディタでも良いのですが段落を組み替えたりタグを入れたりする時にスピードが圧倒的に違ってきます。
ライティングで使うなら言葉の検索やキーワードの置換など便利なんです。
Vimのエディタは無料です。
テキストエディタもたくさんありますが、無料だけど高機能で使えるエディタです。
vimの開発もとはウガンダへの寄付は募っています。
vimが速い理由
vimが速い理由はタイピングの数が違うからです。
例えばコピーはヤンクと呼ばれており「yy」と2回打つだけ。
ワードを選択する時には「viw」3回です。
通常のエディタであればマウスで選択するか、何度もカーソルキーを押してからシフトを押しながらコピーまたはマウスでダブルクリックでコピーですね。
vimが使えるひとはめんどうなのでやらない作業なんです。
一度試しにvimを使ってみることをおすすめします。
vimダウンロード外部サイトへ
vimを使ってみるとわかりますが、ネットの情報以上に使いやすいはずです。
なぜなら昔のviはマウスすら使えなかったのですがgvimになってからはマウスも使えます。
上は私が使っているvimの画面です。1つ前の7.1を使っているので少し古いですが最新版は8.1です。
vimのエディタ画面の設定は自由度が高いです。
ポインタや画面の色、シンタックスハイライトの色も変更できるのでカスタマイズすることができます。
ただし、これはちょっとデメリットでもあって、ハマると好きなだけ自分好みに設定することができるので完璧を求めると画面を調整し続けて、いつの間にか時間を使ってしまうこともあります。
エディタのカーソル移動はHJKLで左右上下に動きます。Iを押すとインサートで入力できます。
入力したらエスケープをしてまた移動をしたりコマンドを打つの繰り返しです。
文字を速く書くたツールはvimのようなエディタ以外にも使えるものがあります。
入力補助のようなものもおすすめです。
よく使うvimのコマンドの紹介
ふつうのテキストエディタは使っているうちに馴染むのですが、Vimは独特のキーバインドなのでちょっとした努力は必要です。
キーバインドというのはキーボードで、どこのキーを押したらどう動くのかということです。
カスタマイズを押すことも可能です。
ただし、キーを変更しすぎるとどこがどうなるか、動作が全くわからなくなってきた時に、Googleで検索をして調べても解らないというめんどうなことになります。
最初はデフォルトのキーバインドで覚えることをおすすめします。
インクリメント Ctrl+a
デクリメント Ctrl+x
数字の上でカーソルを合わせて押すと数字を増やしたり減らしたりできます。
「アイスが3本」みたいな文章であれば3より前の位置であればどこの位置でも動作します。
vimでshift jisに変換することもできます。
ツールなどで分析したCSVをダウンロードしたら文字化けした時によく使う方法です。
シフトjisでファイルを開きなおすことができます。
:edit ++encoding=sjis
vimで単語をはさむのはsurround.vimというプラグインを使います。
surround.vimがあれば瞬時に文字や変数を囲むことができるので便利。
単語を選択してから、S (半角の大文字) を入力するだけ
[Shift]+[s]で入力後、コマンドラインに囲みたい文字を入力して[esc]エスケープするだけ。
htmlのタグを打てば自動的に閉じられます。
自分用のvimの設定やプラグインも豊富です。
世界中で使われているのでカスタマイズしているプラグインを使うことができます。
vimrcという設定ファイルを保存しておけば他のパソコンにもファイルを移動するだけで自分の設定で使うことができます。
まだまだvimのコマンドや機能はたくさんあるのですがまずはこのような感じです。
文章を書く時やプログラミングをする時にはとても便利なエディタなので、ぜひ試してみてください。
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